皆さま こんにちは
こまい歯科の小泉です
前回、「スタッフの治療」編のつづきです。
まずおさらい。
かなり深くまで歯がなくなっていますね。
つづいて、レントゲンを見てみましょう。
緑の矢印で示してあるのが、レジンという白い樹脂状のつめものです。
相当大きくつめてあります。
一見すると、むし歯なんてないのでは?と歯科医師ならそう感じる方もいらっしゃる
かもしれません。
実際、私も治療前はむし歯があるかは半信半疑でした。
ところが、レジンを除去するとむし歯だったのです。
赤の矢印が神経ですから、レジンとの距離が非常に近いことがわかります。
しかも、写真は拡大されていますが、実寸は2mmあるかどうか。
2mmなんて、ちょっとの距離ですから、いかに慎重に気を使って治療しないといけないか?
5分、10分の仕事ではないことぐらい、容易に想像できることでしょう。
まして、歯をできるだけ削らないようにする、となると、相当神経を使っての治療となります。
時間をふんだんに使っての治療が、いかに歯の寿命を変えるか、おわかりいただけたでしょうか?