こまい歯科 小泉です。
こまい歯科 小泉です。
最近、お子さんの歯並びの相談をよく受けます。
質問のうち、多いのが、
「小学校の同級生が矯正の装置をつけたから、
うちの子も早くやった方が良いでしょうか?」
というものです。
答えは、「タイプで決まるので、一概にいつ矯正をスタートすべき、とは言えない」です。
たとえば、この方の写真をご覧ください。
上の前歯が、下の前歯よりも内側に入ってしまっています。
このような方は、「反対咬合(受け口)」といいます。
診査したところ、「歯性」つまり、歯の位置の要因で反対咬合になってしまった
ことが判明しました。
そこで、治療をして改善したのがこのような状態です。
引き続き、私の方で経過を見ています。歯並びを改善してから3年経ったのがこちらです。
お子さんの成長を、背中から後押しするような矯正治療の効果が持続しているようです。
ちなみに、この方は矯正を始められたのは7歳でした。
ただ、他のパターンの方は、もっとあとからスタートすべき、と診断されることが多々あります。
子供の場合は、成長という要因があるので、やみくもに矯正をしても、成長が終わってから、
ふたたび矯正が必要な場合もあるので、診断は慎重にしなければなりません。
かくいう私は、子供のころは矯正が嫌でやりませんでした。
でも、歯並びが悪く、コンプレックスを抱えたまま、そこから20年も過ごしてしまいました。
ある面、精神的負担を抱え続けた日々は、今では思い出にすぎませんが、
とても人生を損した、と後悔もしています。
結局25歳から矯正を始めて、今は綺麗な歯並びになりました。
矯正が終わってからは、まったく違う人生を始められたような思いがしたものです。
1人でも多くの日本人が、綺麗な歯並びを手に入れて、コンプレックスから
解放され、よい人生を歩んでいただければ、と思いますし、少しでもその
お手伝いをさせていただければ幸いです。
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